米の苗作り

稲作3年目!

今年は苗作りから挑戦します。

農業には「苗半生」って言葉があるぐらいで、苗の出来て農作物の出来は50%は決まってしまうということらしい。

けっこういい加減な性格なので、ちゃんとしたことはできませんが、いろいろ調べつつチャレンジしていきます。大丈夫かな・・。

種の準備ですが、一番確実なのはJA(農協)などで種籾用に生産されたモノを買うということです。生産技術のすぐれた農家さんが病気などににかからない種籾用に生産されているものなので安心です。

もう一方は、自分のところで採れたモミを残しておいて、それを種にする方法です。いわゆる「自家採種」ですね。種としての信頼性にはかけるところがある可能性はあります。

ですが僕が生産した米は、ほぼ自家消費用であるので自家採種でも問題ありません。チャレンジチャレンジ。

まずはモミの選別です。

モミの比重が重いものを使うと良いコメができるようです。塩選別という方法をします。
水10リットルに約塩2.5キロを入れたものにモミを入れます。(うるち米比重1.13)

正確に比重を測るなら比重計が売ってます。それと卵を使って測る方法があります。生卵を水に入れて、水面に浮かんで横向きになるぐらいです。水中に卵があるときは、もっと塩を入れます。浮かんで縦むきになっているなら水を足しましょう。

比重の軽いモミは、水面に浮いてきます。これをすくい取って比重の重いモミだけにします。

選別したモミは流水でよく塩を洗い流しておきます。

次は、モミの消毒です。

今回は60度のお湯に10分つける温湯消毒をします。(薬を使って消毒する方法もあります。)最近は減農薬栽培の普及で温湯消毒が主流のようです。

米農家さんには、ちゃんとした温湯消毒用の機械設備を持っておられます。うちは1反の田んぼなのでそんなものはありません。

なので鍋に熱湯を沸かしてモミを投入します。

そこで問題なのが温度管理。60度のお湯に籾を入れてもモミの温度が低いのでお湯の温度がさがってしまいます。

なので、テキトーな性格を発揮して、沸騰したお湯にモミを入れたら、ちょうど60度ぐらいになるだろう!ということ、熱々のお湯にドバドバっとモミを入れてみました。

すかさず混ぜて、温度を図ると65度。あとは水を入れたり、お湯を入れたりして60度前後をキープして10分間待ちます。

一瞬ですが熱湯にもみが浸かる状態がありましたが、果たしてちゃんと苗ができるでしょうか。

10分間立つまでに、温度が徐々に下がってしまいます。その都度お湯を入れましたが、発泡スチロールを容器に利用したほうがお湯も冷めにくいから、良いかと思います。

温湯消毒が終わりましたら、すぐに流水にさらして温度を下げます。

そして浸種をします。

発芽に必要な水分をモミに吸わせます。発芽を揃えるためにするようです。

積算水温100度。

よくわからない言葉ですが、苗作りで大事なことらしいです。

水温10度の水に10日つけると積算水温100度

水温20度の水に5日つけると積算水温100度

温度が一定の地下水を利用すると良いようですが、水道で浸種します。

水温15度なので約7日つけることにします。7日後には発芽OK状態になるはずです。

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